2016年7月19日火曜日

今は昔、竹割のトワテキといふ者在りけり。 -甘長の甘辛味噌と、土曜のお昼の味-

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あかるい、と思って目が覚めた。あっけらかんと晴れていて、すでに肌にはうっすら汗をかいている。今日も暑くなりそう。
最近、ごはんの朝食がとても美味しく感じる。ずっとパンを焼きつづけてきたから?



昨日のスープの残りと、めざし、甘長とうがらしと豚肉の甘辛味噌。
旅館の朝食みたいな朝ごはんも好きだけど、ふだんの朝は、あんまり品数がない方が好き。



朝たくさん食べると、また寝たくなってしまうから。
と思ったら、


朝からごはん2杯いった人は、やはりもう一度眠りの世界へ戻って行ったのであった。

甘長とうがらしと豚肉の甘辛味噌は、とてもごはんが進む簡単おかず。
豚肉はごく小さく小間にするか、ひき肉で。サラダオイルをちょっと多めで、お肉をしっかりめに炒め、一口大に切った甘長を加え、お味噌、砂糖、酒で味付け。「じゅわっ」と甘長がジューシーに仕上がります。
井上がとても気に入ったようなので、またレシピを書きます。


シーツなどめいっぱい洗って干し、庭の水やり、ブルーベリーの見回りなど日課をこなしたら、またブログの作業。まだ、ところどころレイアウトが乱れていてすみません。
特に横幅の小さなスマホからのアクセスだと、ちょっと見づらいのですが、これからがんばって直していくので、ちょっと待っていてください。
やってもやっても先に進まないし、PCのある2階は茹るように暑いし、嫌気がさしてくるけど、いろんなひとに読んでもらえて、ポイントもたくさん押していただいて、嬉しくなって粘りよくやった。
ありがとうございます。




そしてあっという間にお昼がやってくる。
この家には時間食い虫がいるのだ。



朝ごはんの残りに、冷奴、めんたいこの焼いたの。こういうのは、なんか実家の土曜のお昼、という感じで、すごくいい。
わたしの家では、大体焼きそば、野菜炒め、大鉢に盛った豆腐、干物、焼いたハム、あたりがローテーションしていた気がする。
そっけなくて、ありふれていて、つまらなくて、そしてなぜか時折無性に食べたくなるもの、というのは、こういう記憶からきているのかも。

おかずは大体1品で、時々2品。
母は、近くの工場で働いていて、お昼の休憩になると戻ってきて、わーっとごはんを用意して、わーっと食べてまた仕事に出ていく。
兄とわたしは新喜劇を見ながらそれを食べ、食器を片づけ、洗濯物を取り込む。毎週、毎週、そうだったなぁ。
1年を通してそうしていたはずだけど、なぜか思いだすのは、今のような夏のお昼だ。

夕方から、7/6にがんばって切った竹を、細かく切って割る作業をする。
竹というのは、良い燃料にはならない。中身がスカスカだから、すぐ燃え尽きてしまうし、丸のまま加熱すると、中の空洞の中の空気が膨張して「爆ぜる」のだ。だから、かならず縦割りにしなくてはならないので、ちょっと手間。
でも、1年目の今年は、まだどれくらい冬の薪が必要かわからないし、何より切った竹を放置しておいてもすぐに腐ってなくなってはくれないのだから、切るしかないのだ。

まず、井上がチェーンソーで竹をぶつぶつに切る。



こうなる。
そしたら、縦に割っていく。
割っていくにはこれを使います。


鉈です。自分で鉈を使う日がくるとは思ってなかったな。
竹割一人称ビューをお楽しみください。


まず、鉈を軽く振り下ろして、かこん、と食い込ませ、


このように竹ごと振り下ろし、台に叩きつけると、



すこーんと割れます。
根もとのすごい硬いところはなかなか割れない。
とにかくたくさんあるのでどんどん割っていく。割っていく。割って…いく…。割って……。

来年は、でっかい竹になる前に、美味しくいただこうと決心した。

細い部分は、こうやって割ることができないので、横に倒した状態で切っていくしかない。横から叩いても、しなってしまって全然切ることができず、まごまごしていると、井上が「竹は斜めから刃を入れると切れるで」と言い、削ぐように刃を当て、削るように器用に割った。
「ぼくは鉈つかいやからなぁ」

そうだったのか。


まだ日のあるうちから始めたけれど、終わる頃には立派な月が森のむこうに登っていた。

働いたら汗をかいておなかが空いて、夕ご飯の支度の前に、二人で板チョコを3かけずつ、「こんなんあかんで~」と言いながら立って食べた。背徳のチョコレートほどおいしいものってあるのだろうか?


夕飯は、簡単なメニューで、でも丁寧にだしを引いた。このあと、めんつゆを仕込むので。
かぼちゃとチコリのチーズ焼き、もずくときゅうりの酢の物(針生姜添え)、こんぶとねぎのなっとう、オクラと干ししいたけのお味噌汁、明太子、白ごはん。
もずく酢は、ミョウガや新生姜を漬けるための漬け酢をまとめて作って冷蔵してあったのを使う。水分で薄まった分、お酢少々と醤油を加えて三杯酢に。

だしをとったあとのこんぶは、そのままぬか漬けにしてもおいしい。今回も漬けようと思って糠床を開けたら、なんと、ぽつり、ぽつり、と白カビが!

白カビはそこだけとりのぞけば大丈夫なんだけど、やっぱりちょっと気になる。全体的に表面をとって、水分をペーパーで吸い取り、塩を大匙1くらい加えて、しっかりと混ぜておく。1週間は、水分を取りながら捨て漬けすれば問題なく食べられる。

少し味見してみると、カビのにおいはしないし、ぬかと、少し酸味のある良いにおい。味はチーズのようにこくがあって、何を漬けてもおいしい。
自慢の糠床なのだ。


キッチンを片付けながら、引き立てのだしでめんつゆを仕込む。(これは明日レシピにします)


夜は、ずいぶん涼しくなった。
外で猫が変な声で鳴いている。そのせいで、こちょねは少し落ち着かないよう。



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