2016年7月18日月曜日

牛コロより安くておいしい?豚コロ誕生

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朝方、ひぐらしの透きとおった声が重なって合唱みたいになっている中うとうととまどろむ。ひぐらし、なのに、朝もこんなに鳴いてるんだ。

少し熱っぽく喉が痛いけど、気持ちはふくふくとしていてとても元気。薄明るい曇りで、農作業などするには最適な天気だ。


昨日のパエリアもどきを、お水、トマト、塩、バターを少し足して、リゾットもどきにする。6月末ごろ植えたパセリがさりげなくもしっかりと育っていて、それを朝採ってきてきざんで載せた。青い、とても良い香り。

最近、二人してかなり夜更かし(下手したら朝方)まで、ブログの更新作業をしている。それなのに、井上さんは8時くらいには起きていて、とてもえらい。わたしは、大体それより30分とか1時間とか寝坊して、井上さんの朝ごはんを作らなければと一念発起して起きる感じ。

今日は特にわたしがぐうたらとしていたので、井上さんは洗濯やこちょねのお世話、お墓のお水替えなど、しっかりとやってくれていた。

2階の寝室で起きて、1階に降りていく時、飛行機から降りてくるアメリカのファーストレディーみたいに、手をふりふり微笑みながら降りてくるのがわたしの中で流行っている。井上さんはそれをみかけると黄色い声援を送ってくれるので、わたしはそれを背にキッチンに立ち、おいしい朝ごはんを作るのだ。

今日は午前中からブログをランキングなどに登録したり、地道な作業をこつこつやった。
早速、

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さて、休憩がてらお昼を作る。


豚コロ。「コロ」は冷たいうどんのことなんだって。

名古屋の、以前住んでいた家の近くに「牛コロ」を出すお店がありました。きゅっと冷えたうどんに、甘しょっぱい温めたおつゆと、牛肉のしゃぶしゃぶ肉、三つ葉、わさび、切のりを盛ったもの。冷えたうどんとあたたかいおつゆで、「ぬるい」くらいの温度になって、それが春夏秋冬いつ食べても口当たりが良く、素材の味が良くわかっておいしいの。

今日は、それを真似て、豚で作ったから、これは豚コロ。

おつゆは麵つゆと中途半端に余っていたかつおだし、それにお砂糖と醤油を少し足した簡単なもの。豚肉は、お湯に入れたら沸かさずに、余熱で火を通し、しっとりとやわらかく仕上げます。うどんを茹でたら、冷水でしっかりと〆めて、器によそい、おつゆ、豚肉、ねぎ、海苔をのせるだけ。わさびも良いけど、七味も合います。
きゅうりのツナサラダも一緒に。

うどん好きの井上は、「ぼくの一番好きなたべものは、これなんかもしれんな」と言っていた。


午後から、おばあちゃん家の換気に行く。近くにある、今は大阪に住んでいるおばあちゃんの家が傷んでしまわないように、しょっちゅう行っては換気して、そこにある写真や思い出の品などを楽しんで帰ってくる。
この家には、おばあちゃんの生活の気配がまだたくさん残っていて、わたしの知らない、亡くなったおじいちゃんや、色んな人の人生がぽつりぽつりと感じられる。
その中には、わたしの写真も貼られていて、不思議で、嬉しい気持ちになる。

少し遠回りして散歩して帰ったら、それだけでバテてしまって、結局、今日予定していた、引き続ききつねづかの薪を下す作業には参加できなかった。井上が汗だくになりながら外で作業してくれている間、わたしはまたひとつ、クッションカバーをこつこつと作り始めた。
作業している間、こちょねが隣の席で丸くなって寝てくれることの嬉しいこと。

熱中していたら、おなかすいたー!と言いながら、どろどろになった井上が帰ってきた。


最初は、もうしんどいし、何かどかっと作って終わりにしようと思ったけど、最近栄養偏っていたし、結局ちゃんと食べたくなって、何品か作った。
そのかわり、片づけが楽なように、ワンプレートに盛ってしまうのがいい。こういうちいさな豆鉢などは、こういう風に寄せてよそう時、皿の中に立体感が出て便利です。

ブリとししとうの煮つけ(昼のめんつゆの残りを使った)、かぼちゃのほくほく、ニラなっとう、レタスとトマト、ホタテとほうれんそうと卵の中華スープ、白ごはん。

青魚の煮つけが苦手。井上が少し苦手だから、食べやすいようにとつい濃口にしてしまう。前日に作っておくと、そんなに濃くしなくても味がしみしみになって良いのだろうけど、なかなか気が回らない。

夜、引き続きクッションカバーを縫いつづける。
一針ずつ縫いながら、布は、糸を織って作られているのだということに、今更感動していた。こんなに繊細で美しい、大変なものが、よくこんな値段で買えるよなぁって。だって、綿を育て、収穫し、糸を紡ぎ、それが無限のように折り重なって布になり、デザインされ、プロモーションされ、人の手を幾つも介してここまで届く。それなのに、この美しい布は、1m、1400円で買えるのだ。そう考えると、とんでもなく安く思えてくる。

こういう「安すぎない?」という感覚はよくある。スーパーなどでも、生き物の肉が、グラム100円とかで買えるとか、膨大な量の種を絞って作られるはずの油がこんな大量に、こんな値段でなぜ売れるのだろうとか、このかぼちゃは、できるまでに数カ月かかるのに、こんな奇跡みたいに大きく立派なものが300円だなんて、とか。

それはひとつひとつ固定概念をとっぱらうととても貴重で、価値のあるものなのに、それが当然のようにして、ものすごく簡単に手に入るようになっている。ありがたく、少し申し訳なくも思う。(そう言いながら、お値引き品ばかりハントしていてすみません)


井上と同じ部屋で、背中を向けて作業していると、相手の動きや、立てる音が、むしろはっきりとわかる気がする。それはなんというか、安心感、という感じ。



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