低気圧、おねむり、仕事の日

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今日もえいやーーーーーっと8：00に起きる。
あれ？あたたかい。今日は肌が空気になじんでいる。外はくもりだった。晴れの日の方が、最近はとても寒い。




それにしても起きてからもずっと眠い。低気圧のせいだろうか。
寝てしまわないように、とりあえずパンを焼いてスープをつくって、お茶を淹れる。
今日は用事があるから、井上も早く起きだして、準備して出発。いつものオレンジロードを通って熊野まで。

用事が終わったあと、熊野のスーパーとTSUTAYAへ。
お店がちがうだけで、何を買うわけでもないのにわくわくするよね！と言い、井上に「安い女やなぁ」と言われる。

帰り道、家のちかくのトンネルで、空から、ぽっ、ぽっ、と涙雨。ほとんど濡れずに、無事に帰ってこれた。
帰ったら仕事をしなきゃいけなかったのに、どうしても眠くて、どうやらそれ以上に眠そうな井上とぎゅっとひとかたまりになって寝てしまった。

なんだか、遠いとこまで泳いでいくみたいな夢を見た。

夕方にさしかかって、強い雨の音で起きた。
今度こそ飛び起きて、仕事をがんがんやる。といっても、はじめての仕事なので亀みたいなスピード。まごまごしすぎてつらくなってくる。でも、この先、ちゃんとなれたらどんどん早く、自分のものになっていくと知っているから、焦らず、いっこいっこやった。

うーんうーんやっていたら、井上が、なんとうどんを作ってくれた。アルミホイルのお鍋の、てんぷらうどんだ。
そっけないその味が、この世で一番おいしいものに思えて、うっすら涙がでた。
誰かがつくってくれるごはんの力の強さよ。わたしがそれをできることに、とても感謝した。
この仕事がひと段落したら、わたしは井上においしいものをたくさんたくさんつくろう。

食事のあと、ひとりになって、また仕事に没頭する。
井上が上の階で大橋トリオを聴いている。漏れ聞こえる音楽の優しさよ。

じゃーっと降っていた雨、いつのまにか上がったよう。
そして仕事がひとまずおしまい。ごほうびに、みかんを食べて、今日という日はおしまい。

さぁお風呂に入ってすべて洗い流してまたあした。

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