2016年8月31日水曜日

洗濯とおさぽんの日

スポンサーリンク
晴れた~!

台風の影響で続いていた雨が上がって、気持ち良く晴れている。
日差しは強いけど、もう空気は秋。家の中はとても涼しく、もう袖の無い服では寒いくらい。セミの声も小さくなった。
夏が終わるのだ。

朝、というか、昼に起きる。起きた瞬間「あ、これは早起きだな」と思ったのに、時計を見たらもう正午も間近だった。ざんねん。
最近、夜やることも多いし、色々と寝付けないことが多くて、生活のリズムがおかしくなっている。時間的にはたっぷり寝れているんだけど。

というわけで、ごはんも朝昼が兼用のことが増えている。


ししとうとしめじのツナの甘辛炒め、がんもどきと小松菜の煮物、卵焼き、海苔、納豆、昨日の残りのお味噌汁と、白いごはん。

なんだか、「ばあちゃんのごはん」という感じ。

こういうごはんの時、わたしはむしろかっこよく盛り付けたくないといつも思う。食器もできるだけふつうの、どこにでもあるつまらないものの方が良く、おしゃれに写真を撮ろうとしたら、気恥しくて、嫌になっちゃうような。見栄えが悪い方が良いと言う意味ではないのですが。

起き抜けに洗濯機を回して、食べ終わったら洗い終わった洗濯物を干した。雨に洗われたベランダで、たっぷりとひんやりとした洗濯物を干していたら、払うことのできないもやもやも、少しすっきりしたよう。
低い山の表面を、雲が落とす影がさーっと動いていく。肌にやさしい甘い風が大気を動かしている。

CDを買ってくださった方へ、発送がてら、おさぽんへ。
ちなみにおさぽんというのは、わたしたちの間で使われる「楽しいお散歩」を指す言葉です。


田んぼは、ほぼ刈取りが終わって、すっきりとしている。
あぜ道には白や黄色のきのこがちらほら。バッタが行く先々で飛び跳ねる。


いつも、檀家が集まってお掃除しているお寺で休憩。



わたしはここの空気とか、木とか、お地蔵さんとか、苔とか、石段とかが大好き。何十年もそこにあるものだけがもっているような、角のとれた丸い粒の空気が満ちている感じ。


おばあちゃんちで恒例の換気。
換気している間は、ついでに草抜きもしている。だから、空き家とは思えないくらい、庭はきれい。

ベッドや、電気あんか、マッサージチェア、衣類、生活用品がそのままになっている。
ばあちゃんやじいちゃん(会ったことないけど)の気配が薄まることがない。日を吸ったベッドに座ったら、体温みたいにぬくかった。


来るたびに眺める納屋の道具たち。使い込まれて、あたらしいときより、ずっと良い顔をしている気がする。
なぜか神聖なものみたいに触ってはいけない気がして、いつもこっそりと見ている。



おさぽんから帰ったら、梅ジュースで渇きを癒し、庭仕事へ。
とにかく、草を抜く。そんな単純な作業なんだけど、これが終わらないんだ。井上は畑を中心に、わたしは庭の部分や、外側から見えるところを重点的にやっている。

もうどっしりと暗くなってきてから、ハーブや葉物野菜を植える場所を決めて、そこを開墾しはじめる。これ、土?と思うほど硬いけど、その中には球根や土がぎっしり。とにかく、こういうものや石を取り除いて、堆肥や腐葉土や砂や灰を混ぜて、少しずつ作っていくだけ。
ものすごい集中力だったけど、ついに暗くなってタイムアップ。また明日から、こつこつとはじめよう。

やりすぎて、夕飯を作る元気が出てこない。
でも、頂きものの夏野菜が、わたしに救われるのを待っている。9月入ってすぐ、またしばらく家を空けなければいけないので、できるだけ使ってしまわなければいけないし、でも疲れてるし、もう何も考えられない。
何を血迷ったのか、鍋にしよう!と思ってしまった。涼しいし。

鍋に欠かせないであろう、白菜や練り物もないし、あるのはたんまりと夏野菜、根菜、小松菜。それから鶏肉。ちょっとのベーコン。迷って坦坦風中華鍋にした。

にんにくのみじん切りとベーコンのみじん切りを炒め、そこに豆板醤。ごぼうのスライスも一緒に炒め合わせる。
水と鶏がらスープの素、塩、味噌、しょうゆで味を調える。
そこに、じゃがいもをごろっと切ったもの、厚切りの茄子、玉ねぎ。おおむね火が通るまで蓋をして煮る。
次にそぎ切りにした鶏肉、食べやすい大きさに切ったお餅、きゃべつのざく切りを加える。
最後に、卵を落とし、小松菜を上に乗せて蓋をして少々。卵が良い感じになったらできあがり。

鍋に茄子…と思ったけど、これがとろとろになって、とても美味しい仕上がり。スープは、ラーメンのスープのよう。明日の朝は、ラーメンか、雑炊かで迷うな。

お腹が膨れたら、夜のおさぽんに繰り出した。
わたしが、「星がきれいやね!」と興奮気味に言ったら、井上は、「えっ…まぁ田舎やったら普通ちゃう…横浜でもそれなりに見えたし」とつれない返事。
道はものすごく暗かった。民家も少ない、街灯も少ない、漆黒の田んぼが広がる。
透明人間になったら、全裸で渋谷に繰り出す方?とか、透明人間になったら食べたり飲んだりできるの?本当に透明だったら、地面も突き抜けるよね?とか言いながら帰ってきた。
帰り際、井上が「星めっちゃ出てるやん!」と言いだして、あーん?となる。

わたしは、流れ星らしいものもひとつ、見た。

帰って、勇気を出してメールを送る。返ってくる。少し安心。
今日は早く寝て、あした、早く起きよう。
井上が早起きして、かぼちゃの受粉をするとはりきっているし!




◆ランキングに参加しています◆

応援していただけるととても励みになります。
1日に1度、こちょねをそっとクリック!

ブログランキング・にほんブログ村へ



スポンサーリンク


スポンサーリンク

0 件のコメント:

コメントを投稿