2016年9月2日金曜日

未熟者の穴

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今日は、ちょっとだけ早起き(当社比)。
10時に気合で起きて朝昼兼用のごはんを食べ、眠い目をこすりながらバイクにまたがった。

井上の用事で熊野の方へ。
日差しは強いけど、やっぱり空気はお盆を過ぎてぐんと涼しくなっている。山間のくねくね道を走っていて、太陽の光が当たらない場所には、確実に秋の空気が溜まっていて、薄着だと一瞬寒いくらい。

少し早く着きすぎたので、近くの産直市場をうろうろ。
そうしたら、もう栗が並んでいた。早いなー。と思って今調べてみたら、一番出荷が多い旬の季節は9月なんだそう。お彼岸あたりからぐっと増えるのかな。
「旬」というものや、植え付け時期とか、種まき時期、とかそういうことに、こちらに来てからとても興味が出てきた。というか、生活に直結している事だからね。
もうすでに、秋まきの種などたくさん買ってある。あの種たちに、井上とわたしの夢がぎっしりと詰まっている。

わたしのばあちゃんは、野菜作りの名人。
何を作っても、全く売り物とはちがう味がする。これは身内びいきでなく、本当に「味が」美味しいのだ。
ここから、10日ばかし、訳あって実家に帰るので、せっかくだから、合間を縫ってばあちゃんに家庭菜園修行をしてもらおうかと目論んでいる。

帰ったら、自分の中の空気がぷしゅーっと抜けて行った。
よろよろベッドに倒れ込んでしばし眠ると、もう外は暗くなっていて、階下からピアノの音。
井上は、毎日4時間とか5時間とかピアノに向かっている。

あー!となって起きて、夕飯を作る。

最近わたしはなんにも集中できなくて、ごはんづくりがすごく億劫に感じている。
かといってすべてをおろそかにしているわけでもないし、ちゃんと作っていることはいるけど、「もっと美味しくしたい」とか「こういう工夫をしてみよう」とか、そういうところまで全然気が回っていない感じ。
そういう時は、たいてい味が甘辛くなりすぎる。
これは、食べ合わせの味のバランスを考えずに、とりあえず、その時ぱっと食べた時に、美味しい味にしてしまうから。
そうすると、食べ終わった後、口が渇く。塩分が高すぎるのだ。

そんなこんなで、最近ごはんの写真を撮るのもサボっているのでした。

別にこんなのがいつまでも続くわけでは無いから、そんなに落ち込んではいない。
ただ、わたしの中の空気がすぅすぅと抜けて行ってしまうだけ。闇雲に息を吹き込むより、冷静に体に空いた穴をふさぐのが先なんだろう。
それは自分自身の仕事、という感じ。
がんばっている井上に甘えてばかりいられない。


【朝、昼ごはん】
かぼちゃサラダ
ししとうの甘から味噌
焼き明太子
茄子たっぷりのミネストローネ
白いごはん

【夜ごはん】
めんたいこバターうどん、すだち
茄子とパプリカのオイスター卵とじ
きゅうりとわかめの酢の物
納豆
ミネストローネ


甘えてはいられない、と言いながら、わたしはなんか、子どもがえりしているみたい。
時々無性にさみしい気持ちになり、井上の存在感を確かめたりする。そういう自分が、めんどくさくて、どんくさくて、いらいらしてしまう。素直でない、ということなのかも。

数年前まで、そのいらいらや、どれだけでも湧き上がる寂しさに耐えられずに、わたしはただひしゃげていた。
わたしはわたしで、大人への階段を一歩一歩登っているところ。


途中にも書いた通り、わたしはこれから10日ほど家を離れます。
井上のブログの方を、どうか楽しみにしてあげてください。






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