2016年8月29日月曜日

こちょね、復活

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大阪の後半3日からここまでずっと、風邪でとろとろと眠ってばかりいた。

ある明け方に、右のてのひらに空いた生々しい縦3cmくらいの穴から、スズメバチが卵を胸に抱えて、何匹も何匹もぶーんと飛び立っていく夢を見た。
体の悪いものが抜けていく、というのをそのまま象徴したような。
そうやって、昨日くらいから、すっかり元気を取り戻したみたい。

こちょねは、無事に手術を終え、予定よりも早く退院することができました。
応援してくれたみなさま、本当にありがとうございます。

こちょねは、井上かわたしがそばにいると、そんなに人見知りもせず、怯えたり隠れたり威嚇したりしない。診察中だって、先生に触診されても、注射をされても、うー、とも言わない良い子です。
でも、わたしたちが視界から消えると、それはもう「被っていた猫を脱ぎ捨て」、というレベルでもなく、ブチ切れてとんでもない狂暴な猫になってしまうようなのです。

はじめて腸重積で手術をすることになった時、こちょねを先生に預ける際、「怒ったりひっかいたりしたら、すみません」と言ったら、「いえいえ、わたしたちはプロですから、慣れてますよ!」とにっこりどんとこい!と受け入れてくださった。
しかし、手術後、お見舞いに行ったら、実際はプロフェッショナル集団の誰も手をつけられず、大変なことになっていた。
すさまじい唸り声、スタッフさんが視界に映るたびにケージをがしゃがしゃ言わせながら攻撃をしかけようとする姿は、ふだんのこちょねとは思えない姿。

そして今回も結果は同じだった。
手術後すぐのお見舞いの時はまだ本調子じゃなかったのか随分マシだったけれど、退院の時のお迎えの時には、すさまじい仕上がりよう。
まず、手術後のケージから入院用のケージに移されてさえいなかった。周りの他のケージに動物は一匹も入っていなくて、それはたぶんこちょねが四六時中怒り続けているせいだと思う。
こちょねを刺激しないためか、ケージから外が見えないよう、目隠しの布がかけられている。でも、部屋の外までずっと唸り声が。先生が布をとった瞬間の先生への威嚇はちょっと引くくらいすごかった。

井上が、やさしい声で、「こちょね~、大丈夫やで~」と何度か声をかけているうちに、
「ヴぁああああああああああああしゃああああああああああああぁぁぁぁうにゃにゃああああぁぁにゃーん!」
と一つなぎに猛獣モードから家猫モードに戻って行った。
近づくこともできないから、トイレシーツの交換さえできなかったようで、こちょねはおしっこまみれになっていた。
そういうわけで、本来ならあと2日ほど入院しているはずのところ、こちょねは3日で退院することとなったのでした。

ログハウスに帰ってきてから、こちょねはごはんをしっかりと食べ、トイレも順調にこなし、ものすごく元気です。
わたしたちによって美しいロングヘアーは虎刈りにされましたが、そんなことはこちょねの輝きを少しを損なうものではないようです。
溺愛されて、これからもただただしあわせに生きろよ。


せっかくの久しぶりのブログなのに、こちょねのことばかりになってしまった。


大阪から帰ってきて、しばらく、最低限の買い物や、食事の準備以外はもうずーっと寝ていて、2階の寝室で昼も夜もなく寝ていると、井上のマフラーペダルを踏んだ丸いピアノの音が聞こえてきて、それがすごくすごく、やさしく響きだった。
一通り弾き終って、しばらくすると、冷たいお茶のそそがれたグラスを持った井上が2階のわたしのそばへやってきて、こちょねに向かって出すような優しい声で、調子を尋ねながら、そのお茶を飲ませてくれる。


そうして元気になって、今日は草抜きなどもちょっとがんばってやった。
あと、紫蘇ジュース、やっと作りました。
6/28に引っこ抜いてきた15cmくらいのひょろひょろの野生の赤紫蘇が、すっかり大きくなっていたので。


これが予想外においしくなりました。
ちょっとすっぱい、夏にぴったりの味。梅シロップ、やまももシロップと並んで、わたしたちのお気に入り。
オリジナルのレシピになったので、またちゃんと書き残そう。


井上は、わたしが寝ている間もすごくこつこつがんばっています。
横浜編のブログを書き終えたご褒美に、iphoneSEを買いました。どことも契約していないので、wi-fiでしか使えないけど、もっぱらカメラとして大活躍しているみたい。
この暮らしを、井上の目で見たままに、ぱしゃぱしゃ残してくれることでしょう。

井の中の彼処

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2 件のコメント:

  1. 病院では大変だったみたいだけど、それだけ暴れられるまで体力が回復したって事だ♪笑

    紫蘇ジュース懐かしい・・・
    子供の頃大好きで、田舎のばぁちゃんが自分の為に作ってくれてたのを思い出しました・・・(..)
    ばぁちゃん死んでから20年以上飲んでないなぁ・・・
         たかのん

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    1. 紫蘇ジュース、おいしいですよねぇ~。
      そう、まさに田舎と言う感じ。この村の味って感じがします。
      たかのんさんが来る年は、ばあちゃんの味を再現すべく、作って待ってますね♪

      あああ、Kちゃんに会いたいな~
      ぜひ、やさしくレッスンしてあげてくださいね(笑)
      奥様や息子様にもよろしくです!

      削除