2017年12月23日土曜日

20171222

オーブンの窓の茶色い窓の向こうで、ふくふくと膨れていくスポンジケーキ。
スポンジケーキは、子供のころ、何度も何度も何度も焼いたから、今でも得意。わたしが料理や製菓が好きになるきっかけでもあった。

スポンジケーキの味が好きだったのではなく、卵を泡立てていくと、何倍にももったりと大きく膨らんだりする不思議や、練らないようにさっくりと混ぜ合わせるその手順の美みたいなものや、ふっかりと型から外れる、その達成感が好きだったのだ。